「40代で体外受精、何回目で成功するの?」
年齢と共に妊娠率が低下する中、治療を決意した方にとって、この疑問は非常に切実です。
本記事では、実際の体験談を交えながら、成功率や必要回数、費用感、後悔しない治療の進め方をわかりやすく解説します。
同じような不安を抱える方の参考になることを目指してお届けします。
40代で体外受精は何回目で成功した人が多い?
40代の女性が体外受精に成功した平均的な回数は「3〜5回目」が一般的とされています。
特に42歳以降では1回目の成功率が10%未満とされ、複数回の挑戦が前提になります。
実際の体験談
・「45歳で5回目の移植でやっと成功。精神的にも体力的にも辛かったが、今は本当に幸せ」(東京都・45歳女性)
・「43歳で2回目の移植で成功。最初の失敗を乗り越えた経験が糧になった」(大阪府・43歳女性)
・「48歳で妊娠。卵子提供だったが、我が子を抱けて感謝の気持ちしかない」(神奈川県・48歳女性)
これらの声からもわかる通り、すぐに成功するとは限らないものの、複数回の挑戦によって道が開かれるケースが多く見られます。
年齢別の体外受精成功率と必要回数目安
年齢 | 1回あたりの妊娠率 | 平均必要回数 | 備考 |
---|---|---|---|
40歳 | 約18〜20% | 3〜4回 | 自卵での妊娠も可能 |
42歳 | 約10〜15% | 4〜6回 | 着床率が低下傾向 |
44歳 | 約5〜8% | 6回以上 | 自然妊娠は極めて困難 |
45歳以降 | 3%以下 | 個人差が大きい | 卵子提供を視野に |
成功率は年齢とともに急激に低下しますが、回数を重ねた末に出産されている方も多く、あきらめない姿勢が大切です。
成功する人としない人の違いは?
成功しやすい人の共通点
・AMH(卵巣年齢)を把握し早期に治療を開始している
・ストレス管理や栄養改善など生活習慣を見直している
・夫婦で協力し合い前向きなメンタルを保っている
治療が長引く原因
・卵子の数が少なく1周期に採れる数が限られる
・着床障害や子宮内膜の問題
・加齢による卵子の質の低下やホルモンの乱れ
体外受精を成功させるための5つのポイント
- 回数を重ねる覚悟を持つ
「1回で妊娠できなかったから失敗」と考えるのではなく、3〜5回は挑戦するつもりで臨むと気持ちが楽になります。 - 実績あるクリニックを選ぶ
40代の妊娠実績が豊富なクリニックを選ぶことで、無駄な治療や時間を避けられます。 - 卵子凍結や胚盤胞培養の活用
可能な限り良好な胚をつくるために、技術力のある施設での培養がおすすめです。 - 助成金を活用する
年齢制限のある地域もありますが、自治体によっては40代でも適用される助成金制度があります。 - メンタルケアと家族の協力
長期化する治療ではメンタルの安定が何よりも大切。カウンセリングやSNSでの交流も活用しましょう。
治療費の現実:40代での体外受精にかかる費用
1回あたりの治療費用はおおよそ40〜70万円。
採卵や移植回数によっては総額300万円以上になるケースも珍しくありません。
助成金制度(1回あたり15万円程度)を活用することで一部軽減が可能です。
よくある質問(FAQ)
Q:40代後半でも体外受精の成功は可能ですか?
A:成功率は低下しますが、自卵・卵子提供のいずれでも出産例があります。個人差が大きいため、AMHなどを基に医師と相談を。
Q:どのくらいの回数まで挑戦する人が多いですか?
A:平均で3〜5回、多い人では10回以上というケースもあります。身体と経済面のバランスを見ながら判断しましょう。
Q:治療を続けるべきか迷っています。
A:迷ったときは専門医のセカンドオピニオンや、経験者の声を参考にするのも良いでしょう。精神的な負担を一人で抱えないことが大切です。
筆者からのメッセージ
私自身も40代で妊活に悩んだ経験があり、体外受精にも挑戦しました。
思うように結果が出ず、落ち込む日々もありましたが、あきらめずに取り組んだ結果、我が子を抱くことができました。
治療中は不安や孤独がつきものですが、今まさに頑張っているあなたには、希望を持ち続けてほしいと心から願っています。
まとめ
・40代の体外受精は3〜6回目で成功する人が多い
・年齢が上がるほど成功率は下がるが、チャンスはある
・実績豊富なクリニック選びと助成制度の活用がカギ
・心のケアとパートナーの支えも重要な要素
・「あきらめないこと」が最大の成功要因